全身の愛知電気鉄道時代には都市間輸送を重視したダイヤが組まれていたことから戦前から高速運転には積極的で1950年代からAL車で100km/h運転が行われていました。
1990年からは1000系単独及び重連で狭軌私鉄で初めて120km/h運転を開始し、1993年に登場した3500系からは急行系にも120km/h運転を拡大し、以降の標準となりました。
大手私鉄で120km/h又はそれ以上の速度での営業運転を行ってる事業者は東武・京成・京急・近鉄・南海でも行われており、このうち近鉄は21000系と22000系以降の車両で130km/h運転を一部路線で、京成はAE形が160km/h運転を成田空港線内でそれぞれ行っています。また、京急・京成では通勤型車両による120km/h運転も行われていますが、120km/h出るのは前者は快特、後者はアクセス特急のみであり、快速急行・急行・準急も含めて120km/h出るのは名鉄名古屋本線のみです。
ちなみに阪急では神戸線と京都線で115km/hでの営業運転が行われていますが、いずれもワンハンドルマスコンを搭載した車両による特急運用に限定されています。